こんにちは!美容家&薬学生のゆきちです。
Word Pressを開設してから16つ目の記事になります。
前回Twitterの方で2つのシャンプーの成分について質問があったので、簡単にですが、成分からそれぞれの効果を説明しその人にとってオススメなものを提案したらとても喜んでもらえました。
今まではSNSで一方的に正しい知識だけを発信していましたが、より実践的に身近にあるものや知っているものをターゲットにして解説する方が皆さんのタメになるのかなと思いました。
私自身の勉強にもなるのでこれは一石二鳥なのでは…?と思いまして😁
試しに今回は【シャンプーについて(実践編)】をテーマにやってみようと思います。
好評でしたら次回も美容学や薬学やFP系でより実践的に話していこうかなぁ~と考えてます!
それでは今日も張り切って勉強していきましょう!
①シャンプーの基礎知識を見ていこう!
②シャンプーの成分の解説(実践編)
③今回紹介したシャンプーについて
ゆきちさん!こんにちは!
今日はシャンプーについてなんだね!
しかも…実践編…!?
みずき君こんにちは。
そうだよ。今日はシャンプーについてみていこうと思うんだ。
また、前半でシャンプーの基礎知識をつけたら実際身近にある代表的なシャンプーの成分を用いて解説していこうと思う!
えぇ~~~~!!!
今までにない実践的な内容ですね!
でも、これを通して少しでも成分を読めるようになれたらシャンプーを買うときに注目する視野が変わってくるかもしれないのか~。
それはなんだか楽しみです♪
そう!
今回からより実践的な内容にしていこうと思ってる。
身近なもので見ることでより印象に残りインプットしやすいと思うんだ。
だから今回はお試しという事でやっていこうと思うよ♪
もし、好評だったらこれからもやっていこうと思うからよろしくね!
皆さんは毎日のようにお風呂に入ると思いますが、その時に必ずと言っていいほど使用している必須アイテムの【シャンプー】。
ここでは【シャンプー】の基本的な知識を見ていきましょう!
シャンプーは、水性成分が約70%、界面活性剤が約20%で構成され、3種類の界面活性剤(アニオン、両性、非イオン)を組み合わせることで目的に合った仕上がりが生まれます。
一般的には、洗浄の核となるアニオン界面活性剤が1番多く配合され、泡質や洗浄力を調整する為に両性界面活性剤、非イオン界面活性剤が使用されます。
シャンプーの性質を理解するには、界面活性剤の中でメインに使われるものの特性を理解することが大切です!
では、界面活性剤(アニオン、両性、非イオン)についてそれぞれ特徴を抑えていきましょう!
⒈アニオン(陰イオン)界面活性剤→洗浄が得意!
洗浄力が強く、泡立ちが良いのが特徴です。
表示名称の見分け方は「石ケン~」、「~酸Na(K,TEA)」、「~タウリンNa(K,Mg)」「~アラニン」で主に表示されます。
⒉両性(アンホ)界面活性剤→皮膚への刺激性や毒性が少ない!
シャンプーの泡立ちを補助したり、乳液の乳化状態を安定化させるなど色々な場面で活躍します。
表示名称の見分け方は「~ベタイン」、「~アンホ」、「~オキシド」で主に表示されます。
⒊非イオン(ノニオン)界面活性剤→乳化が得意!
マイルドな洗浄力で他の界面活性剤と比べて泡立ちが少なめです。
また、水に溶けてもイオンに分かれないので、どんなイオン性の成分とも自由に組み合わせることができます。
表示名称の見分け方は「~ポリグリセリル‐(数)」、「PEG-(数)」、「~グリセリル」、「~ソルビタン」、「ポリソルベート~」、「ラウレス‐(数)」、「コレス‐(数)」などで主に表示されます。
非イオン界面活性剤だけとても多いので頑張って覚えましょう!
主にこれらの界面活性剤と水をうまく組み合わせてシャンプーの主成分ができています。
今回実践編では、シャンプーでメインの成分とされている界面活性剤に注目して見ていきましょう!
②シャンプーの成分の解説(実践編)
それじゃあこれから実際に売っているシャンプーの成分を見ていこうと思う!
準備は良いかな?
はい!
よろしくお願いします♪
今回は【BOTANIST(ボタニスト)ボタニカルシャンプー(モイスト)】を参考に見ていくよ!
ボタニストの成分はこんな感じかな。

※Amazonより引用
おぉ~。
カタカナがいっぱいだね(笑)
カタコトでしか読めないよ!!
(笑)
そうだね。
最初は見た瞬間カタカナや英数字が多くて見たくない!ってなっちゃうんだけど…
前半にも説明したと思うけど表示名称さえ分かっていれば、どんな作用を期待できるかが分かってくるんだ!
今回は特に【界面活性剤】の見分け方について話していくよ!
分かりやすくちょっと色分けしてみたからこれだとどうかな??

※Amazonより引用
お!
なんか赤い線と青い線で分けられてる!
そう!
今回注目して欲しいのはこの赤い線で示している界面活性剤!
青い線で示しているのはちょっとした+αで覚えてもらおうと思って最後に紹介するね。
他にも成分表を見ると機能性成分とか安定化成分とかあるけどそれは今後説明していこうと思うから今回はこの赤と青で示したところを注目してね~!
赤い線が界面活性剤ですね!
お願いします!
OK!
じゃあさらに赤い線で示した界面活性剤をアニオン(赤線)、両性(緑線)、非イオン(黄線)の3つに見やすいよう分けていくね!
こんな感じかな。

※Amazonより引用
おぉ~!
3種類に分けられてる!
けど、まだあまり分からないです!(笑)
OK!
じゃあどうやって3種類に分けたか説明するね!
①の基礎知識のところでも少し話したけど、界面活性剤を分類分けする時に見て欲しいのは【表示名称】なんだ。
どんなに難しそうな名の成分でも決まった表示名称が組み込まれてるからそこさえ分かれば分類分けは簡単だよ♪
じゃあ、まずは洗浄を得意とする成分、アニオン界面活性剤(赤線)を見ていこう!
アニオン界面活性剤は、「ココイルメチルタウリンNa」「ラウロイルメチルアラニンNa」「ラウロイルサルコシンNa」「ラウレス-4カルボン酸Na」「ココイルグルタミン酸Na」だね。
これの見分け方は【~酸Na】【~タウリンNa】【~アラニン】の部分を見てアニオン界面活性剤だと判断するよ。
次は、シャンプーの泡立ちを補助してくれる成分、両性界面活性剤を見ていこう!
両性界面活性剤は、「コカミドプロピルベタイン」「ラウラミドプロピルベタイン」だね。
これの見分け方は【~ベタイン】の部分をみて両性界面活性剤だと判断するよ。
最後に、マイルドな洗浄を得意とする成分、非イオン型界面活性剤を見ていこう!
非イオン型界面活性剤は「PEG-30フィトステロール」「コカミドMEA」「セテアレス-60ミリスチルグリコール」「PPG-4セテス-20」「PEG-40水添ヒマシ油」
これの見分け方は【PEG-(数)】【~MEA】【セテアレス‐(数)】【セテス‐(数)】の部分を見て非イオン型界面活剤と判断するよ。
こんな感じかな。
で!!
今回のシャンプーの界面活性剤の配合を見たときに「コカミドプロピルベタイン」がグリセリンの次に来ている。
これは化粧品のルールで配合量順に表示されているんだけど、注目して欲しいのは「コカミドプロピルベタイン」はボタニストシャンプーの中で3番目に多く配合されていることなんだ。
だからまずこれを見たときにまず思うことは、このシャンプーは比較的皮膚への刺激が少なく、マイルドに洗浄してくれるんだなぁ~っと思って欲しい!
なるほど!
そうやって見分けるのか!
そう!
だから、シャンプーを購入するときは自分の肌質や季節などを考えながら界面活性剤を見ていくと自分にとってより良いシャンプーが選べるよ!
ちなみに+αで覚えて欲しいって言ってた青線の「グリセリン」「ポリクオタニウム‐10」「BG」「DPG」は主に保湿剤として働いてくれるんだ!
だから皮脂や汚れをごっそり取るというよりは、グリセリンが2番目に来ていることからも保湿ケアしながら洗浄してくれるシャンプーってイメージかな。
おぉ~!
確かにこうやって成分を読み解いていくと自分が必要としているシャンプーが分かってくるね!
次からシャンプーを購入するときは参考にしてみるよ!
ゆきちさんありがとう!
いえいえ、どういたしまして。
これらの他にも機能性成分とか安定化成分を見るとより一層自分に合ったシャンプーが選べるからそれはまた次の機会に見ていこうね!
③今回紹介したシャンプーについて
【ゆきちレビュー】
今回ボタニストシャンプーについて紹介しましが、成分表示から見て保湿効果が高く、マイルドに洗浄してくれるシャンプーという印象です。
機能性成分として配合されているものは抗アレルギー作用、抗炎症作用に期待できるものがたくさん配合されているのでシャンプーによるかゆみを防いでくれるよう工夫されているんだなぁ~と感じました。
私も愛用していて香りも良く、シャンプーだけでも髪がパサつくことがなかったので大変気に入っています。
もし良かったら是非お試しください♪
シャンプー+リンスのリンクも貼っておくのでこちらも参考にどうぞ!
今日の記事はどうだったでしょうか??
皆さまの為になれば嬉しいです。
もし、分からないことがあればコメントお待ちしております。
では、またお会いしましょう!